過去のまちなかセミナー2014年度

※このセミナーは終了しています

2003年度より、北陸地区の国立大学が連携して、富山・石川・福井の各県にて「まちなかセミナー」を実施しています。各県の会場にて、他県所在の国立大学教員を招聘し、幅広く多彩な学術内容の普及につとめます。

2014年度まちなかセミナー富山会場では、

「薬物依存・薬物濫用の怖さ」

というテーマを予定しております。詳細については、PDF書類または下記講演内容をご覧下さい。まちなかセミナー富山会場は入場無料、事前申込不要でどなたでもご参加いただけます。参加ご希望の方はセミナー当日、直接会場の受付までお越しください。どうぞお気軽にご参加ください。

日時と場所

■日時:2014年10月18日(土)14:00~17:00
■場所:富山駅前 CiCビル5FいきいきKAN多目的ホール

講師と題目・概要

大森 晶夫 先生(福井大学非常勤講師・福井県立大学教授)

演題
「薬物依存の実際・そして回復をいかに支援するか」

講演要旨:
覚せい剤、MDMA、大麻、危険ドラッグ…こういった薬物に“はまる”と、身体や精神に支障をきたすのみならず、仕事や経済的な問題も起こってきます。さらには家族の疲弊、家族や友人との関係悪化、事故や危険な行動など周囲にも問題は拡がっていきます。現実はとても深刻ですが、わが国では対策が遅れているといわざるをえません。今回のセミナーでは、回復支援を含めた薬物依存症の現状を紹介します。

戸田 重誠 先生(金沢大学附属病院神経科精神科)

演題
「気をつけよう、お酒の飲み過ぎと睡眠薬の使い過ぎ」

講演要旨:
お酒は楽しいですよね。でも、飲み過ぎると、変なことをしてしまったり、いろいろな病気にかかりやすくなります。
睡眠薬にも、お酒にとてもよく似た副作用があるのをご存知ですか?物忘れとか?
何年も使うと、効きが悪くなる一方で、簡単に止められなくなることも?
私たちはお酒や睡眠薬に関して、どんなことに気をつける必要があるのでしょうか?お酒や睡眠薬に頼らずに眠ることはできないでしょうか?
こんなことを簡単にお話しようと思います。

コーディネータ:新田 淳美 先生(富山大学大学院医学薬学研究部 教授))

演題
「覚せい剤依存の研究・最前線」

講演要旨:
覚醒剤や危険ドラッグのことが、毎日のようにテレビや新聞で報道されます。脱法ドラッグや合法ドラッグ、脱法ハーブなど誤解や混乱を招く言葉も使われています。危険ドラッグとは、どのようなものかを解説し、一度、手を出すとやめられなくメカニズムや治療薬についての研究を紹介したいと思います。また、体や脳に対してどのように悪い影響を与えるのかについてもお話しするつもりです。