過去のまちなかセミナー2015年度

※このセミナーは終了しています

2003年度より、北陸地区の国立大学が連携して、富山・石川・福井の各県にて「まちなかセミナー」を実施しています。各県の会場にて、他県所在の国立大学教員を招聘し、幅広く多彩な学術内容の普及につとめます。

2015年度まちなかセミナー富山会場では、

「自分の「つい」に気が付こう - 身近にできる肥満・メタボ対策」

というテーマを予定しております。詳細については、PDF書類または下記講演内容をご覧下さい。まちなかセミナー富山会場は入場無料、事前申込不要でどなたでもご参加いただけます。参加ご希望の方はセミナー当日、直接会場の受付までお越しください。どうぞお気軽にご参加ください。

日時と場所

■日時:2015年9月5日(土)14:00~17:00
■場所:富山駅前 CiCビル5FいきいきKAN多目的ホール

コーディネータ

コーディネータ:戸邉 一之 先生(富山大学大学院医学薬学研究部・教授)

講師と題目・概要

徳丸 季聡 先生(金沢大学附属病院 栄養管理部 栄養管理室長(管理栄養士))

演題
「生活習慣病予防のための食生活」

講演要旨:
生活習慣病は長年にわたっての不適切な生活習慣の積み重ねが、発症の大きな要因となります。様々な生活習慣のうち、食習慣は発症に深くかかわります。
今回のメインテーマは「自分の“つい”に気が付こう」ですが、食習慣は“つい”が出やすい習慣です。「つい食べ過ぎた・つい呑みすぎた」など、思い当ることが多いと思います。講演と簡単なクイズをとおしてご自身の食習慣を振り返り、適切な食事量・塩分摂取について理解を深めましょう。

山本 勝司 先生(福井大学医学部附属病院内分泌代謝内科・医師)

演題
「運動って、からだにどんなイイコトあるの?」

講演要旨:
みなさん、運動してますか?からだを動かすと、ちょっと気持ちよくなりますよね? 運動すると、こころにくわえ、「からだ」にも、いろんな良いことおこります。体重減ってメタボ改善?にくわえ、糖尿病のような「生活習慣病」にもなりにくくなる。また、筋肉がふえると、転倒しにくくなります。
 運動がどれくらいからだによいのか、について、生活習慣病とは何か、から、最近の「サルコペニア(いろんな原因で筋肉がへること)」という考えかたまで、わかりやすく説明させていただきます。

石木 学 先生(富山大学医学部第一内科・医学教育学・医療人教育室・教育准教授)

演題
「不老長寿、いま・むかし」

講演要旨:
不老長寿は秦の始皇帝の時代から現代に至るまで多くの人々の関心事ですが、これまでその特効薬は発見されていません。最近、寿命を調節する因子が次第に明らかになると共に、メタボリックシンドロームや糖尿病に代表される糖・脂質代謝障害を改善する物質の中に、もしかしたら寿命を長くするかもしれない作用がある物がいくつかわかってきました。最新の科学研究の結果から、‘寿命に影響する可能性のある物質‘のお話をします。